2018年9月19日ファーストアルバム「世界の果て、はて、ハテ。」発売。

不可思議/wonderboyくんに初めて会ったのはモリマサ公が西荻窪で開いたイベントでのオープンマイクだった。猫道くんとも三角みづ紀さんとも初対面だった。
猫道くんの紹介でワンダーくんからメールがきて、
コンピレーションアルバム「言葉がなければ可能性はない」に参加することになった。
 
レコーディングは2009年6月。ワンダーくんの実家で行うことになり、当日は1時間くらい西武新宿線に乗って、茶畑の街に向かった。くもっていた。
降りたらワンダーくんがにこにこ笑って立っていて、ちゃんと話すのはじめてなのにぜんぜん緊張しなかった。横断歩道がなくて、車の人に手で合図して車を止めて、道路を渡った。

ワンダーくんの部屋に入ったら、村上春樹がたくさんあった。
わたしは当時録音環境がなくて、こんな機会めったにないので4曲録ってもらってそこからワンダーくんに収録曲を選んでもらうことにした。だいたい一発録りだったのでそんなにかからなかった。
「世界征服やめた」のデモを聴かせてもらった。
終わってダイニングテーブルで、美味しいサンドイッチをごちそうになった。
ワンダーくんには「ねこ」と呼ばれていて、ご家族には「チロル」と呼ばれているねこがかわいかった。
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トイレには日本地図が貼ってあった。家族写真がたくさん飾ってあった。帰り、駅まで送ってくれて、一人暮らしがしたいんですよーーーとか話してた。

猫道くんのイベントで、サラリーマンのスーツを着たワンダーくんが、カウンターの一番奥でビールを飲んでいた。

「満足せよ」という主に詩人がふたりでコラボするイベントを当時、守山ダダマさんが主催していて、ワンダーくんと共演することになった。きっかけはワンダーくんに「銀河鉄道の夜」をとても好きだと伝えて、ともちゃんに女の子のパートをリーディングしてもらいたいなんて話をミクシィでしていたこと。それをダダマさんに伝えていたことだ。
そして、わたしが「タイム」という詩を中二と言われることを(9さいだが…)おそれながらミクシィに投稿したら、ワンダーくんが真っ先に褒めてくれたことだ。
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実家も201号室だしね、と言っていた。

初めての打ち合わせのときはワンダーくんが書き溜めた大学ノートを渡され、ともちゃんにそのままあげてもいいとか言われて、そんな大切なもの自分で持ってて的なやりとりをした記憶が…

ダサいラップのわたしパートのリリックはワンダーくんがわたしの道産子ぶりをリサーチして書いてくれたもの。
「先生、あのね」はわたしが最初リミックスしたものがあまりにも短くて、ワンダーくんがふくらまして、わたしが読む振り分けをしたもの。
「タイム」はワンダーくんがリミックスした短編小説みたいに仕上げてくれたものをわたしが読む振り分けをしてリズムを出したもの。
「銀河鉄道の夜」はわたしもラップを練習していたがそれがいまいち笑だったのもあり、ポエトリーリーディングになった。わたしがリーディングしているところで流れているピアノの曲は新宿でスタジオに入ったあと、二人でタワレコに寄ってワンダーくんが買った「空気人形」のサントラ。

ワンダーくんは緊張?とかに弱くて、前日めちゃくちゃ体調を崩して、出られないかもという連絡がきて、一人で出演する覚悟もしていたんだけど、当日ちゃんと二人でスタジオに入って万全に臨むことができた。
ライブは当時、ポエトリーリーディングでのライブがちょっと怖くて(音楽ユニットでソプラノリコーダーを吹いたりはしていた)ライブほとんどしてなかったわたしの固定観念が吹っ飛ぶくらい、演劇をやっていたあの舞台が発光する瞬間を思い出すくらい、楽しかった。

模索舎でのイシダユーリちゃんとのライブがものすごくすばらしく、終わったあとワンダーくんもユーリちゃんも帰ったのに、初対面に近いみなさんとカラオケに行った。
だいすきな「ハナミズキ」を歌ったらとても褒めてくれた人、たぶん藤本九六介さんなんだけど、ご本人に確認していないなそういえば。


3.11が起こった。

さいごにワンダーくんに会ったのはベンズカフェで、わたしが眉毛の整え方に悩みすぎてへんな形にしてたら「どうしたの?!」と言われた。
そのとき6月24日のグレープフルーツムーンでのライブに、ぬくみりゑちゃんとのコンビ「腐乱ちゃんと恨乱ちゃん」

で出ないかとふんわり誘ってもらったけど、恨乱ちゃんことぬくみりゑちゃんが子を授かったばかりで安定期に入る前だったのでおことわりした。


さいごのやりとりはメールだった。 
『ともちゃん、新曲で、ともちゃんの「手の中の液晶を信じて」 ってフレーズを使わせて欲しいんだけどいいかな?(>_<)』
って来て 
『いいよー てか光栄ですばい』 
って返した。



汗だくのまま、夏の喪服の試着をした。西武新宿線に乗った。ぬくみちゃんと途中の駅で合流した。
お通夜は妹さんの提案でずっとワンダーくんのMVとライブ映像がずっと流れていて、さいごに、顔をみるのを待っているとき「ポエトリーリーディングは鳴り止まないっ」が流れて言葉が濁流みたいで頭の中ぎゅうぎゅうになってそれからずっとおかしいんじゃないかってくらい泣いた。
ぬくみちゃんとずっと黙って寿司を食べた。

今回アルバム出るの真っ先に本気で喜んで、めっちゃ聴き込んでくれる人。
亡くなってしまうとおしゃべりができないことだけ、かなしい。
けどつながってる感じはずっとしてるんだよなあ。

ともちゃん9さいファーストアルバム、「世界の、果て、はて、ハテ。」9月19日発売。
ティーザー公開です!

まずはこの多幸感をみてください!

そしてオフィシャルサイトが完成しましたよ!
http://www.lowhighwho.com/9sai/

LHWCD-0052 - ともちゃん9さい - 世界の果て、はて、ハテ。
発売日 : 9/19
価格 : 税抜2,000円(税込2,160円)

鬱屈した現実をファンタジーに変えた「ともちゃん9さい」のデビュー作
ポエトリーリーディングのレーベルとして唯一のブランドを誇るLOW HIGH WHO?の
詩人の新たな作品は「とある女の子の小さな部屋で生まれた小さな妄想」だ。
様々な死生観を持って問いかける彼女のスポークンワードは必聴。
ともちゃん9さい、14年の活動を経て、ついにファーストアルバムを完成。
メインプロデューサーには藤本九六介(ex : Paranel)。南米エレクトロニカの強い影響を受けて
透明度の高いトラックから、ギターポップ、ともちゃん自身がスマホで作ったTrackなど
多角的なサウンドから新しいポエトリーリーディングの時代を感じさせる。
2009年、不可思議/wonderboyの宅で録音した「朗読・ともちゃんのファンタジー」
彼と共にセッションしたライブ曲「タイム」の音源化など。聞き所満載の12曲を収録。

Track list

01 世界の果て、はて、ハテ。 (Prod. 藤本九六介)
02 ふかい  (Prod.藤本九六介)
03 あまこえにと (Prod.span)
04 ともちゃんのファンタジー (朗読)
05 loveletter (Prod.橋爪)
06 汀 - みぎわ - (Prod.ともちゃん9さい)
07 「タイム」with 木村聡太 (Prod. DJ6月)
08 「タイム」with 不可思議/wonderboy (Prod. 藤本九六介)
09 すてきなピアノ (Prod.ともちゃん9さい)
10 ちがあか (Prod.span)
11 背黄青鸚哥 with ぬくみりゑ (Prod.藤本九六介)
12 kirisame (Prod.ともちゃん9さい)


 
プロフィール
北海道出身の女性詩人。演劇や映像など多様性の表現を培う中で独特な歌唱法を身につけ
魅力的なリーディングパフォーマンスをする。
2009年に不可思議/wonderboy監修コンピレーション「言葉がなければ可能性はない」に2曲参加。
以降、観音クリエイションのアルバム「心白」に「ぼくは自転車に乗れない。」客演参加。
ポエトリーリーディングの活動歴は14年と積み重ね
ライフスタイルと密接にある彼女の言葉はとても強く存在する。

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気持ちがあふれて汗をかきながら、これからである。

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POETRY FES
"SPOKEN WORD BOY 2018"
不可思議/wonderboyが描いた詩と音楽のイベントが今年の七夕に開催。
願いが届きますように。とても特別な一日になりますように。
http://www.lowhighwho.com/poetryfes/

場所 : Time Out Cafe (恵比寿リキッド内2F)  : http://www.timeoutcafe.jp/
日時 : 2018年7月7日 / START : 18:30 ~22:30
TIcket : 1500円+2ドリンク代
前売 : 1000円+2ドリンク代 
予約フォーム : http://lowhighwho.com/contact/ 
※ 題名にポエトリーフェスと明記の上メールフォームにて送信ください。
 
出演者 : 
totoとGOMESS
狐火
Jinmenusagi
KMC
1010 from MGF
観音クリエイション
susabi
ともちゃん9さい
マサキオンザマイク
不可思議/wonderboy(ライブ映像上映を予定)
 
 ※ 当日は短冊と笹を用意し、お客様に願いを書いて頂き、笹の葉に飾ります。

去年は6分朗読しましたが、今年は20分朗読します!うれしい、緊張する、うれしい!
予約は上の予約フォームのリンクからか、わたしに直接リプやDM等でもオッケーです。
ポエトリーフェスの短冊に願い事を書くと叶うといううわさがあって、わたしも去年書いたことが今年かないつつあるので、おすすめです。

そして、野中うみくん撮影のあたらしいアー写と、藤本九六介氏音楽のあたらしい「ふかい」が公開になりましたーーー!
アー写レタッチ済み



これからのともちゃん9さいの活動をたのしみにしていてーーー

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この前、すぱんくんのお別れ会をぬくみげっきー宅でしました。ミキさんも呼んだら、すぱんくんにサプライズ朗読をしようってなって、当日読んだ詩、というかわたしとすぱんくんが共有する思い出を再生する頭だしの言葉をならべたものです。

「すぱん」

オリオンのミニコーラ
カシスオレンジ
GOING STEADY解散
銀杏BOYZ結成
ピクシーズのTシャツ
暖炉の木のギター
くるりのばらの花のハモり
パルミジャーノ・レッジャーノでつくるカルボナーラ
チルドの前で偶然同じ服を2回着てのび太と呼ばれる
マスイとひろこ
土鍋ごはん
馬場くんと3人で代々木公園を歩いた
新宿ではじめてミキさんと二人で飲んだとき、話すことがなくなって沈黙になった話
木造のアパートの2階でミキさんバンドの練習をした
サックスの太郎さんもふつうに音出ししてた、今思えばみんな若かった
ことりって音がしたの
マスイの家で鍋したとき、ぐっさんの服の袖にガスの火が移って表面だけ青く燃えてすぐ消えた
友だちのミクシィ日記にヤモリを捕まえて飼ってることが書いてあるのをすぱんに言ったら直後に窓にいたヤモリを捕まえて飼い始めた、それがタモリ(メス)
すいアパートに引越したら家の中にヤモリがいて飼いはじめたのがすいちゃん(オス)
どっちも蚕糸の森公園の大きい木の下に埋めてもう地球になった
かまってちゃんのピアキャスを毎日観てた
中野に行く道
盧廣仲のOH YEAH !!!
マルルンマンチョコ
銀河鉄道の夜
Animal CollectiveのFireworks
ニャイのあれやってくれ
サマソニのweezerで泣く
フジロック
ボカロ
初音ミクは思ったより色がうすかった
中野サンプラザのオザケンのチケットを足で手に入れた
スパイクジョーンズとミシェルゴンドリー
オーケーに行く道
神谷バーの2階
澤神キャベツ
うちの実家を引き払うのを手伝ってくれた
ばあちゃんのお葬式のときついてきてくれた
熱海の夜の海の前でエイリアンズを熱唱した

家族のもとであまりなじめなかったわたしは
札幌にもあまりなじめないなあと思い、上京して
はじめてなじめるなあと思った人です
最初喧嘩したけど
ともちゃん9さいをつくったのはすぱんではないかなあと思うときがあります
同様にひらがなの「すぱん」をつくったのはわたしなのかもしれないと思った

これからもよろしく
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写真 12-02-27 19 43 26

追記
ミキさんバンド



どこにだっていけることに
気づいてしまった

どこにだっていけるんだよ
今すぐに

「きみどり」  

はじめてふれたとき
風がふいて
おでこぜんかいで
はずかしくない
つなぐわけじゃなくて
すきにあるくけど
距離はたもつ

ずっとこれからもいろんな気持ち
あふれたくない
泣きたくない
くるしい
ねむれない
育てられた環境に左右されずに
ほほさわれる距離に
近づきたい

きみを愛しつづけられるという
根拠のないエネルギーの移動

うつくしいとおもうこと教えて
その今に抱きしめたいよ
きずつくかも
しにはしない

みんなの人も
ひとりだけをみたい
みんなの人も
おうちに帰って
電気で温度を変えるが
体温であたためた布にくるまらないと
おなか冷える

誰のせいじゃなく
かなしい
誰かのせいを
わたしにして、明日あえる

つよくないよわくないかたち
きみとわたし
中は流動

まざりあいたいに愛
きみどりにきみ

その今に
わたしの目だけみて
独自の方法で
きみを
ちゃんとみて
そらしてもちゃんとみて

まつげのかげ
はじめてのくちづけ


舞台「ラブレター 〜さよならきみどりちゃん〜」より

初出:写真詩集「さよならきみどりちゃん」

詩・朗読・映像:ともちゃん9さい
録音:スパン
舞台ラブレターに関わった、観てくれた、気にかけてくれたみんなに感謝です。

舞台「ラブレター」で朗読するよ。(写真 野中うみ)
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主人公の香山未来は強迫性障害です。メンタルの病気を舞台で描くのって、相当の覚悟がいるし、むずかしいし、リアルに描きすぎて観る人が具合わるくなっちゃったりするんじゃないかって思っていたけど、稽古場に行ったら、いいかげんな人が一人もいなくて、自分がふかく考えてることをあまり考えてない人が放出するうわすべりな感じがなくて、もうすぐひとつの舞台になることがうれしくてどきどきしました。
わたしは双極性障害だけど、みんなひくから隠したいって思ってるのにときどきわかんなくなって「死にたい」とかツイッターに書いて消したりするけど、もっと自然に病気と向き合うきっかけになるかもしれないです。
この舞台は脚本演出の葉山なつみちゃんの実話がもとになっていて、メンタルの病気のあこがれのいいとこどりじゃなくて、がちのほうなので、好きです。
葉山なつみちゃんが昨年、野中うみくんの写真展「ラブレター」を観に来て、写真展に合わせてモデルのあまのさんと3人でつくった写真詩集「さよならきみどりちゃん」も買ってくれて、その場でこれを舞台にしたいと言って今回ほんとに実現するので、こういうことってなかなかないので、観にきてほしいです!
わたしは主人公の日常ではなく、主人公が救われる写真詩集「さよならきみどりちゃん」のピースとして登場します。昨年、写真詩集をつくるとき、野中うみくんとあまのさんをみつめて書き下ろした、詩「きみどり」を自作映像とともに朗読します。
明日から稽古に合流します。たのしみにしていて!!!!

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1。舞台「ラブレター」に出演します。自作映像とともに、詩「きみどり」を朗読します。021 - コピー

「ラブレター」~さよならきみどりちゃん~
2018年3月9日~11日
原宿ストロボカフェ
完全予約制
2500円+1ドリンク500円
予約はこちら

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2。LOW HIGH WHO?からファーストアルバムをリリース。(9月)

昨年以上にたくらんでいるので楽しみにしててください!

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