きょうっていうかきのう、めちゃめちゃたのしかったんだけど、宇多田ヒカルの言葉がずっと気になってて、
帰って、家のコンピュータースクリーンのなかでやっと読んだ。
わたしのお母さんも心の病のふかいところにずっといて、ずっと入院しているので、状況は似てて、
けどうちのお母さんは生きてくれている。

むかし書いたミクシィ日記を転載する。

「うただひかるといっき」2005年10月29日00:19

今日郵便受けを開けたらチラシだらけのなかにお母さんの手紙があった。

智ちゃんへ
ママは辛いけど がんばるから 智ちゃんも ガンバッテネ!

智ちゃん、返事、ちょうだいネ!

字はうすくて小さくて、線が何行もあまっていた。わたしの住所は他の人の字(看護士の字と思われる)だった。電話をしたら「調子がわるい」と言って一分くらいで切れた。担当医と話した。わたしを安心させる言葉がずっと流れた。ハガキを買いに行って返事を書いたらいきなり書いたから変な文章になった。赤いポストに投函した。明日から公開の春の雪はお母さんの好きな三島由紀夫原作だからどう思うのだろうと思っている。それを知ったとき少し泣いた。わたしは何故だかいつも三島由紀夫の何かに触れると泣いてしまう。お母さんがまだ元気だった大学時代の大学の図書館の芸術新潮の三島由紀夫特集の写真を何気にながめていたら急にたまらなくなって図書館のトイレで泣いてしまったのが最初だ。そして三島由紀夫の顔は見るたび、うちの死んだじいちゃん、お母さんのお父さんに似ているな、と思う。じいちゃんはわたしが四歳のときガンで死んだ。がりがりになったじいちゃんがわたしにのばした手がこわくてにぎれなかったのを未だに気にしてる。だからかわたしはだれかと手をつなぐのもしばらくにがてだった。宇多田ヒカルが明日公開の春の雪の主題歌をあああ
あああ、とうたう。

うちのお母さんは生きてくれている。