渋谷円山町の赤いホテルで

薬の副作用で汗をかいたエロ本編集者の男に

28歳無職の女

(ゲーム会社勤務の、身体の関係がない男に養ってもらいながら詩を書いている)

のお尻の穴、以上は恥ずかしくって言えないところに指を突っ込まれているが

男はお●●●が入るからちゃんと息をしてと言う

AVでAV女優がお尻の穴を弄られたときにたらす特有のよだれがぽとぽと落ちる

いつもより低い声が出ている

女は大きくて長いものが入るのが初めてなので言う通りに息をする

吸って、吐いて、と言われる

身体がコツをつかんで入ってきたそれはとてもへんな感じなので

女はへんな感じになってきちゃったと言う

男はへんな感じになってきちゃったと語尾が上がり気味に繰り返す

女は詩を書いているので繰り返される言葉を活字に変換し縦書きに興奮した

いつもと違う特別な瞬間に興奮した

地元のイントネーションで東京っぽいと思った

なぜか上野駅が浮かんだ

男は衝動の渦の中から最適な女の声が出ることを選択している

女はその位置というより全体的なある光のようなものを感じた

男は指なのかお●●●なのか衝動なのかを静かにひきぬき

お尻で●●●がかたまるから早くトイレに行っておいでと言った

そして男は詩のような柄のようなメールの中で

The Beach BoysのPet Soundsだけを女にすすめ、連絡を絶った

ときどき再会すると、お●●●してるか、と言われる

女は頷きながら、お前とはまだだと思っている

お尻の穴だけだ、と思っている



現代詩フォーラム