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どこにだっていけることに
気づいてしまった

どこにだっていけるんだよ
今すぐに

「きみどり」  

はじめてふれたとき
風がふいて
おでこぜんかいで
はずかしくない
つなぐわけじゃなくて
すきにあるくけど
距離はたもつ

ずっとこれからもいろんな気持ち
あふれたくない
泣きたくない
くるしい
ねむれない
育てられた環境に左右されずに
ほほさわれる距離に
近づきたい

きみを愛しつづけられるという
根拠のないエネルギーの移動

うつくしいとおもうこと教えて
その今に抱きしめたいよ
きずつくかも
しにはしない

みんなの人も
ひとりだけをみたい
みんなの人も
おうちに帰って
電気で温度を変えるが
体温であたためた布にくるまらないと
おなか冷える

誰のせいじゃなく
かなしい
誰かのせいを
わたしにして、明日あえる

つよくないよわくないかたち
きみとわたし
中は流動

まざりあいたいに愛
きみどりにきみ

その今に
わたしの目だけみて
独自の方法で
きみを
ちゃんとみて
そらしてもちゃんとみて

まつげのかげ
はじめてのくちづけ


舞台「ラブレター 〜さよならきみどりちゃん〜」より

初出:写真詩集「さよならきみどりちゃん」

詩・朗読・映像:ともちゃん9さい
録音:スパン
舞台ラブレターに関わった、観てくれた、気にかけてくれたみんなに感謝です。

舞台「ラブレター」で朗読するよ。(写真 野中うみ)
021 - コピー
主人公の香山未来は強迫性障害です。メンタルの病気を舞台で描くのって、相当の覚悟がいるし、むずかしいし、リアルに描きすぎて観る人が具合わるくなっちゃったりするんじゃないかって思っていたけど、稽古場に行ったら、いいかげんな人が一人もいなくて、自分がふかく考えてることをあまり考えてない人が放出するうわすべりな感じがなくて、もうすぐひとつの舞台になることがうれしくてどきどきしました。
わたしは双極性障害だけど、みんなひくから隠したいって思ってるのにときどきわかんなくなって「死にたい」とかツイッターに書いて消したりするけど、もっと自然に病気と向き合うきっかけになるかもしれないです。
この舞台は脚本演出の葉山なつみちゃんの実話がもとになっていて、メンタルの病気のあこがれのいいとこどりじゃなくて、がちのほうなので、好きです。
葉山なつみちゃんが昨年、野中うみくんの写真展「ラブレター」を観に来て、写真展に合わせてモデルのあまのさんと3人でつくった写真詩集「さよならきみどりちゃん」も買ってくれて、その場でこれを舞台にしたいと言って今回ほんとに実現するので、こういうことってなかなかないので、観にきてほしいです!
わたしは主人公の日常ではなく、主人公が救われる写真詩集「さよならきみどりちゃん」のピースとして登場します。昨年、写真詩集をつくるとき、野中うみくんとあまのさんをみつめて書き下ろした、詩「きみどり」を自作映像とともに朗読します。
明日から稽古に合流します。たのしみにしていて!!!!

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